日本の食文化に欠かすことのできない納豆。
大切な1日の始まりを納豆でスタートする方、また食事の引き立て役としてバラエティー豊かに活躍する納豆ですが、美味しいだけでなくその栄養満点な点にも注目が集まる食品です。
発酵食品で粘りが強いのが特徴で、炊き立てご飯に乗せるだけで1品の出来上がり。
納豆ご飯に納豆巻き、日本の国民食である納豆は大人も子供も大好きな食卓の定番アイテムの1つです。
現在オーストラリアで購入できる一般的に流通する納豆は、日本から遥々冷凍でやってくる物が主となり、
皆さんの中には、柔らかくてツヤツヤした日本で食べる美味しい納豆が食べたい!と熱望されている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなニューカッスルの納豆ファンの皆様へ、オーストラリア産の大豆と日本から輸入した納豆菌の2つのみを原料とし作られている、大豆の旨みいっぱいのDai’s Natto(ダイズ納豆)さんの納豆をご紹介したいと思います!
自称納豆オタクこと代表の岩瀬さんは、小さい頃から大の納豆好き。
2021年シドニーで初の納豆工房をオープンさせて以来、納豆の研究及び製造販売を行っていらっしゃいます。
”納豆を世界へ!”
プロセス次第で納豆はとても将来性のある食品であると教えてくれた岩瀬さん。世界に共感してもらえる納豆の普及を目指し日々研究を重ねていらっしゃいます。
不便を感じるところにビジネスチャンスありと何処かで聞いた事がありますが、美味しい納豆になかなか出会えずモヤモヤした気持ちの中で生まれたDai’s Nattoの納豆。日本から持ち帰った納豆菌を使いコロナ禍の中始まった納豆プロジェクトで、初めは自信で食べる納豆作りに没頭していた岩瀬さんですが徐々にコツを掴み、どんどん腕を上げて行きます。
気が付けば,”応援してくださる方々の声援に応えたい!”と言う貢献の気持ちが強くなっていったと言います。
思い切って前職を辞め飛び込んだ納豆製造の道。周りからの温かい声援や美味しい納豆を世界の人々と共感したいと言う大きな野望がモチベーションとなり毎日納豆業に夢中なんだそうです。
Photo by: Tomoka Okai
”生納豆”とは
現在Dai’s Nattoさんでは生納豆、冷凍納豆の取り扱いがあり、その中でも1番人気はオーガニック中、大粒納豆で、圧力蒸煮をしたオーガニックの大豆は甘く、その甘みがお豆の味にプラスされさらにおいしい納豆になるそうです。
生納豆は、冷凍保存されていない出来立てそのままを冷蔵で保管し販売しているもので、豆の味や風味がより味わえふっくらしたお豆1つ1つが楽しめます。Dai’s Nattoの納豆は全てタレ無しなので、お好みで白だしやお醤油をかけて召し上がるのがオススメです。
2023年にはお菓子感覚で食べられる乾燥納豆の発売を開始されました。
手軽にポリポリと食べられ、賞味期限も6ヶ月間と余裕をもって購入できる商品で、味はプレーンとのり塩の2種類があります。
ユニークなプレゼントとしても喜ばれること間違いなさそうですね。
開発プロセスやチャレンジ
工房では厳選されたオーストラリア産の豆を手で1つ1つ選別し異物を取り除いてから良質なお豆だけを選びます。まさに気の遠くなる様な作業を黙々と1人でこなし、材料は大豆と納豆菌の2種類でとてもシンプルですが、生産に通常3~4日かかり発酵温度に気を配りながら気が抜けない作業が続きます。
実際に納豆を作り始めどんどんクオリティーが上がっていくのを肌で実感した岩瀬さん、試作を繰り返す中で試食をしてもらった方々から”美味しくて毎日でも食べたい!”と励みになる言葉が多く寄せられ、周りの要望に応えるごとく岩瀬さんの納豆への情熱は大きくなって行きます。
シドニーで初の納豆工房
シドニーで前例のない生納豆工房のオープンを前に立ちはだかる数々のチャレンジ。
いちから全てを1人でこなすのは簡単な事ではありません。まずは5年継続を目標に掲げ、試行錯誤を繰り返しながらのスタート。
季節やオーダーの量に変化が生じてもクオリティーを安定させる方法の考案や、定期的な新商品の開発を試みるなどオープンから数々のチャレンジを乗り越えて来た岩瀬さん。
環境に配慮したパッケージデザインを起用し紙容器や⽣体分解可能なラップなど、環境に優しい素材や再利用可能な素材を採⽤しゴミの削減にも積極的に取り組んでいます。
Photo by: Tomoka Okai
オススメの食べ方
では、納豆に慣れていない、または苦手という方の為に、どのような調理方法が一番食べやすいのか伺ってみました。
答えはなんと意外にもパスタで食べる方法なのだそうです!
特にアボ納豆パスタは納豆初心者にオススメのレシピで、強い粘りのある納豆とアボカドを混ぜ合わせる事で粘りが薄れ食べやすくなるそうなんです。
さらっと食べられるメニューで、明太子と納豆もとても合うとのことでした。夏は薬味をプラスして、冷パスタにしても美味しそうですね。
岩瀬さん流イチオシの納豆の食べ方
ならば!と聞いた納豆オタクの岩瀬さんのイチオシ納豆メニューは!、やはりシンプルに卵かけ納豆ご飯に白だしなんだそうですよ。
奥が深い納豆料理ですが、皆さんも是非いろいろなコンビネーションをお試し下さい!
代表 岩瀬大輔さんからのメッセージ
” 世界の納豆事情を変えるべく、今年から手作りオンライン講座及びプチ納豆職人育成を始めたいと思っております。
オタクの本気納豆に興味がある方はぜひご連絡くださいませ。“
まだまだ日本食の調達に選択肢が少ないニューカッスルですが、1パック1パック丹精込めて作られた本気の手作り納豆。
現在Dai’s Nattoさんの納豆は、シドニー市内にあるリーテールパートナーから購入が可能です。またシドニー工房での商品の販売は行っておりません。
これからますます期待の高まるDai’s Nattoさんですが、オーストラリアに納豆革命を起こしてくれる事間違いなさそうですね!ニューカッスルに取扱店が出現するのもそう遠くはないかも知れません。
是非シドニーから届く日本の味を食卓でお楽しみ下さい!
Dai’s Natto(ダイズ納豆)
住所: 57B Glebe Point Road, Glebe, NSW 2037
